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2022年10月14日(金)

城間市長、自公推薦候補支持撤回を

「翁長前知事の遺志を裏切る行為」

与党市議団抗議

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(写真)城間幹子市長(左端)に抗議する市議会与党会派の議員(右)ら=13日、那覇市役所

 那覇市長選(16日告示・23日投票)をめぐり、今期限りで勇退する城間幹子市長が、沖縄県名護市辺野古の新基地建設を推進する自民党に推された候補の支持を表明したことを受け、市議会与党3会派は13日、市役所内で城間市長と面会し、支持表明の撤回を迫りました。

 城間氏は、命がけで新基地建設反対を貫いた故・翁長雄志氏が2014年に那覇市長から県知事へ転じた際、後継として市長選に立候補。「オール沖縄」の立場で新基地ノーを訴え初当選しました。

 18年の市長選でも、支援団体と交わした文書で「翁長知事をしっかり支え、新基地建設に断固反対する」と明記しました。

 ところが城間氏は12日、新基地推進の陣営が支援する知念覚氏=自民・公明推薦=の事務所を訪問。必勝の為(ため)書きを知念氏に手渡し、「翁長さんも喜んでいるよ」などと言葉を交わしたと記者団に明かしました。

 支持表明の撤回を迫ったのは、城間市政を支えてきたニライ、日本共産党、立憲なは。共産党の古堅茂治市議団長は「翁長知事の遺志を裏切る行為で、オール沖縄の立場を投げ捨てたに等しい。それを翁長知事も喜んでいると言い放つに至っては、あまりに稚拙で怒りを禁じ得ない」と強く抗議しました。

 面会後、与党3会派は会見し、有権者から多くの「許せない」とする怒りの声とともに激励も寄せられていると紹介。これらを力にオール沖縄勢力が奮起し、大義なき自公陣営の必死の取り組みを上回る奮闘で、オナガ雄治予定候補の勝利をつかみたいと強調しました。


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