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2022年10月14日(金)

那覇市長選 公開討論会

オナガ氏「子育て日本一に」

児童相談所設置強く進めたい

 那覇市長選(16日告示・23日投票)で必勝をめざす「オール沖縄」のオナガ雄治(たけはる)予定候補と、同市長選に立候補を予定している知念覚氏(自民党・公明党推薦)の公開討論会(主催=那覇青年会議所)が13日、市内で開かれました。


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(写真)公開討論会で論戦を行うオナガ予定候補(右)と知念氏=13日、那覇市

自公推薦の候補は主体的姿勢示さず

 オナガ予定候補は、「那覇市を子育て日本一に必ず変えていく」と強調。高校卒業までの医療費無償化や学校給食の無償化を進めるとともに、子どもの貧困など厳しい状況に置かれている沖縄の子どもたちに最大限寄り添うため、子ども相談所(児童相談所)の設置を「強力に進めていきたい」と訴えました。

 知念氏は、高校卒業までの医療費や学校給食の無償化は「県がどのような政策をするか見ながら対応したい」と述べ、児童相談所の設置についても「かなりの財源を使ってしまう」などとして主体的に取り組む姿勢を示しませんでした。

 オナガ予定候補は、沖縄の伝統芸能・文化などを生かした沖縄の経済発展、他の市町村と連携したLRT(次世代型路面電車)などの公共交通網の整備推進などを提案。選択的夫婦別姓導入の重要性についても訴えました。

 討論会では高校生の質問に答える時間も設けられました。高校生からは奨学金の拡充を望む声が上がりました。オナガ予定候補は、家庭の経済状況などによって「子どもたちが教育を受ける権利を奪われるということはあってはならない。(給付型奨学金の拡充を)広げていきたい」と答えました。

 知念氏は、「市町村ができることは財源という問題があって限界がある。大学に行きたいという人は行かせてあげたいというのが皆の思いなのでしょう。ところがそれができない」などとして奨学金の拡充に積極的な回答はしませんでした。


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