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2022年10月13日(木)

「国葬で処分」の山口県教委

穀田氏批判 「憲法違反だ」

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=12日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は12日、国会内で記者会見し、山口県教育委員会が安倍晋三元首相の「国葬」に伴う県立学校での半旗掲揚を求めた通知に正当な理由なく従わなかった校長は職務命令違反として処分の対象になるとした問題について問われ、同教委の対応は憲法違反であり、「言語道断と言わなければならない」と批判しました。

 穀田氏は「国葬」は憲法14条が保障する法の下の平等と同19条が保障する思想及び良心の自由を侵害するもので、「国葬」強行によって国民に弔意と敬意を事実上強制することにつながるとして中止を求めてきたと指摘。「案の定そうなっている。政府は『弔意の強制はしない』と言ってきたが、県教委は『処分』まで言っている。『国葬』が憲法違反であったことがこういう形で表れた」と厳しく批判しました。

 穀田氏は、県教委の対応について「二重三重に憲法違反であり、民主主義の土台を踏みにじることは許されない」と批判。その上で「このことについても『国葬』を強行した自民党の対応が厳しく問われる」と重ねて批判しました。


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