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2022年10月13日(木)

ずっと来たかった

性暴力根絶求めフラワーデモ

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(写真)参加者の訴えを聞く、フラワーデモの参加者=11日、東京駅前

 性暴力のない社会を求めるフラワーデモが、11日を中心に全国各地で行われました。今月は28都道府県で開催され、あらゆる性被害を許さないために声をあげ続けようとアピールしました。

 東京駅前では、手に花やプラカードを持って集まった性被害当事者らが次つぎとマイクを握りました。

 「初めてデモに参加できました。ずっと来たかった」とスピーチした50代の女性は、小学生や専門学校生のころに受けた痴漢被害を今も忘れることができないと訴え。「こうした経験をする人がいなくなる、より良い社会にしていきたい」と話しました。

 性暴力被害者の当事者団体「Spring」のスタッフは、性犯罪にかかわる刑法改正の議論が大詰めを迎えていると報告。同意のない性交は犯罪だと明確に分かる条文になることを求めて、13万人超の署名を法務省に届けたことを紹介し、「被害者の実態に即した改正を実現させたい」と強調しました。

 呼びかけ人で作家の北原みのりさんは、2019年3月からスタートしたフラワーデモは全国に広がり、今も毎月継続していると紹介。「一度も休むことなく、今回で43回目の開催です。一人ひとりの行動が少しずつ社会を動かしています。これからも集まり続けましょう」と呼びかけました。


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