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2022年10月12日(水)

広島「黒い雨」相談会

申請後の審査が滞留・却下など

16日に実施

写真

(写真)相談会実施を発表する(右から)佐久間氏、弁護団の竹森雅泰事務局長、牧野氏ら=11日、広島市

 広島「黒い雨」訴訟の原告、弁護団、被爆者相談員らで構成する「原爆『黒い雨』被害者を支援する会」は、「黒い雨」被爆者の集団申請を行ってから1年を迎えた11日、広島市で会見を開き、相談会を16日に実施すると発表しました。

 会によると、集団申請を行って以降、少なくとも3300人を超える「黒い雨」被爆者が被爆者健康手帳の申請をし、1500人以上が被爆者認定される一方で、申請後の審査が滞留し、却下された人など、まだ被爆者認定されず、不安を抱えている人が多くいるとしています。

 支援する会の牧野一見共同代表は、申請後の審査が滞留する背景に「職員の不足」を指摘。「申請した人はみな高齢で病など不安を抱えている。申請にふさわしい人数の職員で対応すべきだ」と訴えました。

 相談会は16日(日)午後2時から4時ごろまで、広島市中区上八丁堀の広島弁護士会館3階ホールで。相談料は無料ですが事前に申し込みが必要。手帳申請中の人は、申請書の控えや県・市から送られてきた文書など、申請に関連する書類の持参、また、申請をしていない人には、被爆当時の戸籍、「黒い雨」に遭った状況のメモ書きなどを持ってくるよう呼びかけています。

 申し込みは、県原爆被害者団体協議会(佐久間邦彦理事長)被爆者相談所☎082(503)2750まで。


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