2022年10月10日(月)
沖縄・豊見城市長選 山川氏、健闘も及ばず
![]() (写真)大勢が判明し、支援者らにあいさつする山川市長=9日、沖縄県豊見城市 |
沖縄県豊見城市長選が9日投開票され、2期目をめざした山川仁氏(48)=無・現、日本共産党、立民、社民、れいわ、社大、新しい風・にぬふぁぶし推薦=は1万535票(得票率42・93%)を獲得し健闘しましたが、及びませんでした。当選は前市議で新人の徳元次人氏(41)=無・新、自民、公明推薦=。
選挙戦は、市議会野党が与党議席の2倍を占める少数与党市政のもとでも、子育て支援を中心に1期4年で豊かな実績を築いてきた山川市政を継続、発展させるかどうかが大きな争点となりました。
財政健全化を進め、学校給食費「段階的無償化」の財源となる「こども未来基金」に6億円を積み立てた山川氏に対し、無償化の予算を反対した徳元氏の陣営は山川氏へのデマ、誹謗中傷で対抗。期日前投票への動員を徹底しました。
結果を受け山川氏は、選挙事務所で「私自身の足りなさに尽きる」とあいさつ。駆け付けた支援者にお詫びと感謝を述べ、「これからまた私も市民として行政に意見や要望をしていければと思います。みなさんも玉城デニー県政を支え、沖縄の発展、豊見城の発展のため力添えをいただきたい」と語りました。
ともに開票を見守ったデニー知事は、記者団の取材で「財政や市政運営に頑張っていただいた山川市長なので、非常に残念な結果」と表明。迫る那覇市長選(16日告示、23日投票)でオナガ雄治予定候補の勝利に向け「しっかりとまた気を引き締めて頑張っていきたい」と話しました。
開票結果は次の通りです。
当徳元 次人41無新 1万3335
山川 仁48無現 1万535
辻内 岳晴42無新 668
(投票率49・72%)









