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2022年10月8日(土)

「日の丸」強制 是正を

文科省に市民団体 国際機関勧告の実施要請

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(写真)文科省と交渉する「『日の丸・君が代』ILO/ユネスコ勧告実施市民会議」の人たち=7日、参院議員会館

 国際労働機関(ILO)と国連教育科学文化機関(ユネスコ)が、日本政府に対し教員への「日の丸・君が代」強制の是正を求めた勧告を2度にわたり出したことについて、勧告の実施を求めている「『日の丸・君が代』ILO/ユネスコ勧告実施市民会議」は7日、参院議員会館で文部科学省と交渉しました。

 参加者は、文科省が2度にわたる勧告に消極的な対応をしていることを批判。ILO・ユネスコ教職員勧告適用合同専門家委員会(CEART)がまとめた勧告の活用を促す報告書について、「交渉の土台には(報告書の)日本語訳がなければいけない。国際的な機関の勧告に対してどういう対応をするのか。文科省の姿勢が問われている」とただしました。

 文科省の担当者は、前回の交渉(8月4日)と同じく「日本語訳については検討していく」と述べるにとどめました。

 交渉の冒頭で、日本共産党の宮本岳志衆院議員が出席し、「教育現場で『日の丸・君が代』が事実上、強制されている。文科省には納得のいくような回答をお願いしたい」と述べました。


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