2022年10月7日(金)
子も高齢者も笑顔に
沖縄・豊見城市長選 山川候補訴え
大激戦のまま三日攻防
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大激戦・大接戦のまま最後までの猛奮闘が勝敗を分ける「三日攻防」に突入した沖縄県豊見城(とみぐすく)市長選(9日投票)で、再選を目指す「オール沖縄」の山川ひとし市長は6日、市内各地を回り、「子育てしやすく、高齢者が安心して過ごせて多くの人が笑顔になれる市をつくる」とこん身の訴えで支持を呼びかけました。
「子どもど真ん中政策」を掲げる山川氏は、学校別や年代別、障害のある子どもへの支援など、課題に応じたきめ細かい対策が必要だと強調。子育てする親の働く環境を改善し、「仕事とプライベートを両立でき、心の余裕が持てるようにしたい」と語りました。
また、車が運転できない高齢者に対するバスやタクシーの補助券の発行や、補聴器や車いすの助成制度の創設を目指すとして、「高齢者の皆さんが孫の顔をみて、笑顔になれるよう安心して過ごせる環境をつくりたい」と強調しました。
また、市のコロナ対策として3年間で約22億円の支援を行ってきたと紹介。各世帯に市内で買い物ができるクーポン券の配布の準備を進めていると語り、「コロナで苦しむ経済、生活の支援を進めていく」と述べました。
根差部(ねさぶ)地区で演説を聞いていた70代の女性は「この地域は高齢者が多くてタクシーの補助券はありがたい。山川さんの政策は住民に寄り添っていて感動しました」と声を弾ませました。