2022年10月7日(金)
核の威嚇やめ廃絶を
東京・新宿 原水協が「6・9行動」
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原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は6日、東京・新宿駅西口で、核兵器廃絶を訴える「6・9行動」に取り組み、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める署名を集めました。
日本原水協の前川史郎常任理事は、ロシアが核兵器による脅しを繰り返しながらウクライナ侵略と領土拡張を続けていることを批判。「77年前の広島、長崎の悲劇を繰り返してはいけない。またウクライナから直ちに撤退を」と訴えました。
日本平和委員会の千坂純事務局長は、北朝鮮によるミサイル発射は核兵器開発と結びつくものだと指摘するとともに、日米韓が大規模な合同軍事演習を繰り返していると強調。「軍事と軍事の対抗を強めてはいけない。日本政府は平和外交に取り組み、東アジアを非核平和の地域に変えていく先頭に立つべきだ」と語りました。
東京原水協の市川順子事務局次長は、ロシアのプーチン大統領が核威嚇と核施設への攻撃を繰り返していると批判。「核兵器は一発使うだけで多くの人の命を奪う。絶対に使わせてはならない」と話し、署名への協力を訴えました。
神奈川県相模原市の女性(70)は、「署名に協力するのは初めてだが、少しでも力になればと思う。戦争も核兵器の使用も威嚇も一切やめるべきだ」と話しました。東京都新宿区の女性(70代)は、「軍事に軍事で対抗していけばどこまでもエスカレートしてしまう。核兵器は廃絶するしかない」と、署名しました。