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2022年10月6日(木)

憲法生かす 医療の根本

改憲発議許さない 民医連が集会

署名100万通常国会までに

 全日本民主医療機関連合会(増田剛会長・民医連)は5日、東京都文京区の会場と全国の会場をオンラインで結び、「改憲発議を許さない! 全日本民医連決起集会2022」を開きました。来年の通常国会までに憲法署名100万人の達成を目指す行動提起を確認し合いました。


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(写真)改憲発議を許さない決起集会にオンラインで参加する人たち=5日、東京都文京区

 増田会長は、岸田文雄首相が所信表明演説で、改憲の発議の決意を示したことに触れ、「戦争する国づくりに突き進む政府が、憲法改悪を政治日程に乗せようとしている」と指摘。「命とケアが大切にされる社会をめざす私たちにとって、憲法を守り生かす活動が、日々の仕事の根本に据えられることが大事だ」と話しました。

 全国7地域から、憲法を守り生かす取り組みが紹介されました。

 神奈川民医連の汐田総合病院の榊美智子さんは、同民医連が独自に2000年から始めた「平和学校」について報告。沖縄の歴史や米軍相模総合補給廠(しょう)などを見学し基地の現状を学習しています。「平和とはなにか、漠然としたイメージが自分の中で少し形になった」といいます。

 愛知県の尾張健友会の中尾忍さんは、運動を進めるには「節」と「流れ」が要で、「学習」と「取り組み」「カンパ」のトライアングルが大切と強調。同会では「事業も運動も基礎単位は職場部署」をモットーに、集合学習ではなく、職場部署を基礎にして、学習・討議を進め、署名にも取り組んでいることを紹介しました。

 東京都立大学の木村草太教授が講演。日本共産党の山添拓参院議員が連帯のあいさつをしました。

 山添氏は「危機に乗じて不安をあおって軍拡を進め事実上、9条を壊していくのが、この間の自公政権の特徴だ」と指摘。自民党は国葬や統一協会問題で揺らいでいるとして、「憲法を生かした政治に変えていきましょう」と呼びかけました。


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