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2022年10月6日(木)

徹底追及 統一協会

紹介ちらつかせ洗脳

「結婚相談」で接近

 「結婚できないのは、あなたにサタンがいるから」―。結婚相談所を装って近づいてきた統一協会(世界平和統一家庭連合)から、こんな言葉でマインドコントロール(洗脳)されかけた事例が起きています。(統一協会取材班)


写真

(写真)ある地方で配られた統一協会の「結婚教室」のチラシ。各地で結婚相談を使った勧誘が行われています(画像は一部加工)

 東日本の地方都市に住む50歳代の男性Aさんに電話がかかってきたのは一昨年のこと。結婚相談所の者だと名乗る女性は「婚活をやっています」と入会の勧誘をしてきました。

 この時点で女性は統一協会の勧誘とは明示していません。

 入会を断ったものの、それから1年後、結婚相談所を名乗る女性はAさんの自宅を訪問してくるようになりました。不在の時も、Aさんの母親に接近。渡されたパンフレットには「絶対出会いがある」と書かれ、「宗教法人 世界平和統一家庭連合」とありましたが、Aさんはあまり気にしませんでした。

入会金10万円

 数カ月後、「相談所に来て」と誘われたAさん。「これまでいろんな結婚相談所に行ったがうまくいかなかった。ここならチャンスあるかな」と入会することにしました。そこでの説明は、入会金として10万円。結婚に至れば70万円、パートナーが亡くなると7年間の供養料に70万円が必要というものでした。

 Aさんは「入会したら、すぐに紹介してもらえると思っていた」といいます。ところが、相談所から「学びが必要」と言われ、週1回、統一協会の施設で、DVDを見て感想文を求められました。

 統一協会の開祖、文鮮明の人生や教義を解説する内容に、Aさんは疑問を感じながらも「1人でも紹介してもらわないとやめられない」と通いました。

 入会して2カ月ほどたって初めて紹介されたのは、遠く離れた西日本に住む女性です。オンラインで話すものの、女性は文鮮明・韓鶴子夫妻のことを「真の父母様」と呼ぶなど統一協会の教義を深く信じている様子。女性とはあまり会話もできないまま先方から「お断り」を受けました。

 その後、別の人を紹介する話がありましたが、「相手からお断りがあった」と会うこともありませんでした。

危うさ気づき

 紹介相手のリストなどは示されず、協会の指定した相手だけ。不審に思うAさんに、担当者は「学びを深め、次の紹介はそれから」というばかり。Aさんは「なぜ勉強か」と聞きました。

 担当者は「結婚できないのはサタンがいるから。生まれた時から原罪があって、唯一、救えるのがメシア、文鮮明。浄化するには学びを深めた上で祝福結婚(集団結婚)をするしかない」と言いました。

 7月の安倍晋三元首相銃撃事件を契機に、統一協会の危うさに気づき、Aさんは相談所を退会しました。Aさんは「人の弱みにつけいるのが巧み。紹介をちらつかせて、少しずつ洗脳されていたのか。情報が協会に握られて、どう扱われるか心配」と話します。


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