2022年10月3日(月)
憲法生かして生活守れ
若者がデモ
東京・新宿
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岸田政権による改憲の動きに反対し、憲法を生かして青年の命と生活を守ろうと訴えるデモが2日、東京都新宿区で行われました。日本民主青年同盟(民青)や全労連青年部などでつくる若者憲法集会実行委員会の呼びかけで200人(主催者発表)が参加し、「政府は国民の声を聞け」と声をあげました。
デモは、同実行委員会が改憲に反対する青年の世論を広げようと取り組んだ全国いっせい行動のひとつとして開催しました。首都圏を中心に青年が集まり、「9条守って平和を続けよう」などのプラカードを掲げました。
さいたま市に住む高校2年生(17)は、夏の参院選で改憲勢力が増えたことに危機感をもっていると語ります。「こんなときこそ、私たちが外で声をあげないといけないと思ってデモに来ました。憲法を変えさせないために、行動していきます」
神奈川県座間市に住む若者(26)は、平和の思いや、岸田政権について感じていることをアピールしたいとデモに参加。「物価高騰などで国民が苦しんでいるのに、まともな対策もせず改憲や大軍拡を狙う政治そのものを変えたい」と話しました。
同実行委員会の事務局を務める中山歩美さん(民青副委員長)は、「初めてデモに参加したと話す青年が来てくれるなど、大きくアピールできました。高学費や最低賃金の問題など、憲法を生かしてこそ青年の命と生活を守れるという発信を強めていきます」と語りました。