2022年9月29日(木)
オスプレイ 厚木基地にも飛来
自治体に事前通告なし
米海軍厚木基地（神奈川県大和、綾瀬両市）に２８日、周辺自治体への事前通告なしに普天間基地（沖縄県宜野湾市）配備のＭＶ２２オスプレイが飛来したことがわかりました。１０月に北海道で行う米海兵隊と陸上自衛隊の共同演習に対応したものとみられ、厚木基地が米海兵隊航空部隊の訓練・整備拠点として強化が進んでいます。
厚木基地のオスプレイの情報をＳＮＳで発信しているグループによると、午前１１時５５分から午後２時までに５機のオスプレイが飛来。大和市基地対策課も飛来したことを確認し、機数など詳しい状況を調べていますが「防衛省南関東防衛局などから事前に飛来についての通知はなかった」としています。
１０月１～１４日に北海道内の演習場では日米共同演習「レゾリュート・ドラゴン２２」が計画され、米海兵隊のオスプレイ６機、ＣＨ５３Ｅ大型ヘリ４機などが参加を予定。大型ヘリはすでに厚木地機に飛来しています。９月２７日～１０月１８日にオスプレイは沖縄以外の山岳地帯で航空法の最低安全高度以下の３００～５００フィート（９１・２～１５２メートル）での飛行訓練を計画しています。
昨年１２月に東北、北海道各地で行った「リゾリュート・ドラゴン２１」でも、米海兵隊は厚木基地をオスプレイの機体整備などで使用しました。
