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2022年9月26日(月)

オナガ氏 立候補表明

那覇市長選「オール沖縄」継ぐ

来月16日告示

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(写真)立候補表明の記者会見で訴えるオナガ雄治氏(前列左)とデニー知事(同右)=25日、那覇市

 10月16日告示、23日投票の那覇市長選に向け、故・翁長雄志前知事(前那覇市長)の次男で前県議のオナガ雄治(たけはる)氏(35)が25日、同市内で会見し、「オール沖縄」の候補として立候補することを表明しました。オナガ氏は、翁長雄志那覇市政を継いだ城間幹子市長の系譜を歩んでいくとし、「2人の市政運営の流れの中で那覇市の明日をつくっていけるよう全力を尽くす」と述べました。

 オナガ氏は、名護市辺野古の米軍新基地建設について沖縄の政治家が他市町村だから関係ないとはいえないため争点になるとし「明確に反対だ」と強調。3人の子育てをしている経験から、子育て環境を整備し「日本一子育てができる街」にすると語りました。

 オナガ氏は、オール沖縄が県政や那覇市政で異なる立場の多くの声をまとめてきたとして、「これが政治のあるべき姿であり、混沌(こんとん)とする社会の中で求められているものだと強く確信をしている。ぜひこのかじ取り役を担わせていただきたい」と訴えました。

 亡くなる直前の雄志氏と話をし「父が県民と一緒につくってきたオール沖縄に対する強い感情、これをしっかり守ってほしいということ、県民と一緒に沖縄の進むべき道を考えて進んでほしいということを遺言のように託された」とのエピソードも紹介しました。

 「基地か経済かと問われること自体が政治の大きな堕落だ」と指摘し、基地問題でも国策に翻弄(ほんろう)されない社会をつくれると述べ、「子どもたちが誇れる沖縄の姿を玉城デニー知事と共に歩んでいきながらしっかりと形にしていきたい」と力を込めました。

 デニー知事が同席し「市民・県民と力を合わせて全力で頑張る」と激励しました。


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