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2022年9月23日(金)

閣議決定撤回2235人賛同

安倍氏「国葬」 宗教者ネットが発表

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(写真)スピーチする弁護士の内田雅敏さん(左から2人目)。左は日本共産党の井上哲士参院議員=22日、参院議員会館

 宗派を超えた宗教者らが22日、安倍晋三元首相の「国葬」の閣議決定撤回を求める共同声明の賛同者数の集約集会を参院会館で開き、2235人分の賛同が集まりました。

 「平和をつくり出す宗教者ネット」が8月に発表した「安倍元首相の『国葬』閣議決定撤回を求める諸宗教者共同声明」では、多くの報道機関の世論調査で国葬に「反対」が「賛成」を上回っていることにふれ、「多くの国民が望んでいるとは言えなくなっているのは明らかだ」と指摘。「葬儀・弔いは本来宗教的教義に基づく行為であり、国家権力に制約されるものではない」と強調しています。

 愛知宗教者平和の会の石川勇吉さんは、「安倍元首相の国葬に関するシールアンケートで半分以上が反対している。憲法が保障する思想・良心の自由をおびやかすものだ。反対の声を上げ続けていこう」と訴えました。

 弁護士の内田雅敏さん(戦争させない1000人委員会)は、「国葬は国家が個人の追悼に関与することにつながる。国民が『私たちの税金を使うな』と声を上げるのは当然だ。8年余の安倍政権の下で政治の私物化が行われ、そのことへの反省もないのに国葬を強行することは許されない」と批判しました。

 日本共産党の井上哲士参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が参加。井上氏は、国会での審議があってからも反対の声はさらに広がり続けていることにふれ「今から中止を決断すべきだ。『国葬は許さない』の声を大きくしていこう」と述べました。


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