しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年9月22日(木)

出荷目前 養殖魚大量死

大分・佐伯 田村貴昭氏が台風被害調査

漁師ら「せめて処分に支援を」

写真

(写真)作業中の漁協関係者らから聞き取る田村(左端)、高司(左から2人目)の両氏=20日、大分県佐伯市

 日本共産党の田村貴昭衆院議員・党台風14号災害対策本部事務局長は21日、台風で沿岸漁業に大きな被害が出た大分県佐伯市に入りました。高司政文市議の案内で、養殖用いけすが壊れたり魚が大量死した現場を訪ね、関係者らから被害の実態を聞き取りました。

 佐伯市蒲江の入津(にゅうづ)湾。その湾奥にある上入津の岸壁には暴風や高波、網や固定ロープの切断などによりいけすの中で死んだとみられる大量のハマチ(ブリ)が積み上げられていました。辺り一帯に腐臭が漂う中、漁協の関係者らが死んだ魚を埋設場所に運ぶためフォークリフトで10トントラックに移し替える作業を繰り返していました。

 漁協職員の川瀬学之さん(48)は「こんな被害は初めてだ。あと1カ月もすれば出荷という魚も多くあった。漁協にとってもいけすを所有する組合員一人ひとりにとっても大きな打撃だ」と話しました。被害額については県漁協が取りまとめ中ですが、「現行の共済制度には100%の補てんなどない」と訴え。「せめて大量死した魚の処分や運搬などの作業には行政の支援がほしい」と話しました。

 田村氏は「国、県にも状況を伝え、最大限の支援を求めていきたい」と応じ、関係者らを激励しました。

 調査に先立ち田村氏は市役所を訪ね、武田晴美、山崎吉明の両副市長にお見舞いの言葉を伝えました。


pageup