しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年9月22日(木)

「国葬」強行 高まる反対

モリカケ桜「うやむやイヤ」

各地で街頭宣伝、市民から声

仙台弁護士会

写真

(写真)街頭で国葬反対を訴える弁護士ら=21日、仙台市

 仙台弁護士会は21日、閣議決定にもとづく安倍元首相の「国葬」実施に強く反対する街頭宣伝を仙台市内で行いました。

 弁護士会名入りの黄緑色やオレンジ色のビブスを着けた11人が参加。国葬実施の根拠法が存在せず、財政民主主義の趣旨に反し、思想・良心の自由を脅かすおそれがあるとの反対理由をまとめたチラシを配ると、通行人が次々に受け取り、「どうして反対しているんですか」と聞いてじっくり目を通す人もいました。

 マイクを握った斎藤拓生弁護士は「国会にはかることなく閣議決定だけで決められ、あまりにも手続きに問題がありすぎる。このようなことが許されたら、国民の意思と離れたところで物事が決められてしまう」と訴えました。

 ビラを受け取った市内の女性(59)は「安倍さんが最も長く総理大臣を務めたことはある程度評価するけれど、『国葬』には反対です。任期中の納得できない問題(森友・加計疑惑や桜を見る会)もうやむやにされてしまう」と話していました。

党京都府議団

写真

(写真)繁華街で訴える京都府議団=20日、京都市下京区

 日本共産党京都府議団(原田完団長、12人)は20日夕、京都市下京区の四条河原町で、安倍晋三元首相の国葬中止、統一協会=勝共連合に関する疑惑の徹底解明を求める街頭宣伝を行いました。

 マイクを握った原田団長は「岸田政権による国民の命・くらしをかえりみない政治への怒りが渦巻く中で、『国葬に巨額の税金を使うなどありえない』というみなさんの声は当然だ。閣議決定ひとつで、政権の意向だけで物事が決められる政治が続いてはたまらない。国葬許すな、政治の反動化許すなの声を一緒に上げよう」とよびかけました。

 馬場紘平府議は、9月府議会代表質問で、国葬、統一協会問題に対する西脇隆俊知事の認識をただした論戦を紹介。「弔意の事実上の押し付けは憲法上許されない。しかし知事は『国の考えは理解できる。国葬実施は妥当だ』と答弁し、公費での参列を表明した。国民への弔意の強要が許されると考えているのか。徹底追及していく」と訴えました。

 滋賀県から遊びにきたという男性(65)は「果たして国葬する値打ちのある人なのか。費用も16・6億円でおさまる保障もない。税金の使い方としてそれでいいのか」と、国葬中止を求める署名にペンを走らせました。


pageup