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2022年9月22日(木)

命脅かす高齢者負担増

医療費2倍化中止署名83万超に

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(写真)署名を倉林議員(右から3人目)に手渡す集会参加者ら=21日、参院議員会館

 中央社会保障推進協議会などは21日、10月実施の75歳以上の医療費窓口負担の2倍化中止署名2万余を国会に提出し、1月からの累計で83万4878人となりました。

 参院会館で開かれた提出集会であいさつした住江憲勇中央社保協代表委員(全国保険医団体連合会会長)は、「厳しい物価上昇のもとで高齢者の負担を増やすことは許されない。対象基準は今後、国会審議なしで引き下げてくることは目に見えている。誰もが医療を受けられるよう大きな世論で反撃していこう」と述べました。

 全日本年金者組合の大塚信・東京都板橋支部書記長は「2割になる保険証が来た。私のがんの治療は今月中には終わらない。75歳以上だけを分離するのはおかしい。何としても阻止しよう」と訴え。

 全日本民医連の山本淑子事務局次長は「高齢者アンケートで年金だけでぎりぎりの暮らしだ。受診抑制を引き起こしてはならない」と強調しました。

 日本高齢期運動連絡会(日高連)の畑中久明事務局長は、「社会保障は“助け合い制度”ではない。国に人権を保障させる運動につなげよう」と述べ、10月1日には全国で「怒りの抗議行動」を呼びかけました。

 日本共産党の倉林明子参院議員があいさつし、「年金引き下げ、生活保護基準の引き下げ、物価高に続く医療負担増で4重苦だ。他の野党とも力を合わせて、命と暮らしを守れと頑張る」と述べました。


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