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2022年9月22日(木)

ジェンダー平等 意思決定の場に

国連総会 女性首脳初の会合

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(写真)20日、ニューヨークの国連本部で開かれた女性首脳会合に集まった女性首脳(UN Photo by Philip)

 【ニューヨーク=石黒みずほ】ニューヨークの国連本部で20日、意思決定の場でのジェンダー平等を促すための女性首脳会合が行われました。国連総会議長と各国女性首脳が昨年設立した「国連総会女性首脳プラットフォーム」の第1回会合です。

 UNウィメンのバホス事務局長は、新型コロナウイルスの流行、気候変動や紛争により、女性への暴力や貧困が深刻化していると指摘し、国連加盟193カ国のうち女性が元首を務めるのは28カ国にすぎないと述べました。バホス氏は「多国間議論の最前線にジェンダー平等の位置づけを」「公正なリーダーシップこそが共通の問題を解決するためのカギになる」と呼びかけました。

 モルディブのシャヒド外相は「女性が男性と等しく発言する機会を持つだけでなく、女性の声を最終的な決定に反映させなければならない」と強調しました。

 会合では、7人の女性首脳が政策決定における女性の役割などについて議論を交わしました。アイスランドのヤコブスドッティル首相は、新型コロナのパンデミックの下、子どもへの安全な場所の提供や家庭での女性の負担軽減を視野に、学校閉鎖を行わなかったことに言及。「人々がどのような状況に置かれているかを理解している指導者が必要だ」とし、女性や多様な人を意思決定の場に登用させる重要性を述べました。


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