2022年9月21日(水)
リンゴ「収穫はゼロ」
青森 高橋議員が大雨被害調査
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日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は19日、青森県藤崎町で8月上旬に大雨被害を受けたリンゴ園を調査し、生産者と懇談しました。岩城功党津軽地区委員長、浅利直志藤崎町議、津軽農民組合のメンバーも同席しました。
被害から1カ月以上がたち、園内は固まった泥が木の根や地面を覆い、足元には枯れた葉や落ちたリンゴが散らばっていました。来春咲くはずの花がすでに咲いている木もありました。
「収穫はゼロさ」と話す生産者の男性(74)は「木は呼吸しないと死んでしまう。広い園地の泥を、自分たちで機械を使い掘り起こさないといけない」と語りました。
調査後、高橋議員らは生産者と懇談。生産者から、リンゴ園は岩木川と平川の合流地点の沿岸にあり、「およそ30町歩(ヘクタール)の低い園地を買い取って、岩木川の遊水地に」との要望があり、地方整備局には何度も申し入れたとの声も出されました。
何度も浸水を繰り返している地点のため、「共済や収入保険に入りたくても、断られている」と話す生産者もいました。
高橋議員は、16日に県と農水省がそれぞれ支援策を発表したことに触れ、「農家を守る支援をさらに広げるよう国会で求めます」と話しました。