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2022年9月20日(火)

「米軍いいなり 命守れぬ」

58年前の墜落事故「慰霊祭」

神奈川・大和

写真

(写真)「慰霊碑」に手を合わせる畑野氏ら=17日、神奈川県大和市

 神奈川県大和市で17日、58年前に米軍機が舘野鉄工所に墜落した事故現場で「慰霊祭」が行われました。実行委員会の主催です。

 1964年9月8日、米海軍厚木基地(大和、綾瀬の両市)から飛び立った空母艦載機が同市上草柳の舘野鉄工所に墜落。経営者の舘野正盛さんの息子3人ら5人が死亡、3人が重軽傷を負いました。

 「慰霊祭」であいさつした人たちは異口同音にオスプレイの危険性に言及。実行委員会の大波修二共同代表は「市は米軍と防衛省が安全だと言っているから安全だという態度。これでは市民の命を守ることはできない」と批判しました。

 日本共産党の畑野君枝前衆院議員は「58年前の事故で米軍の乗組員は無傷で助かったが、舘野さんらは亡くなった。二度と事故を起こさせないために、皆さんと一緒にがんばる」と述べました。

 僧侶が読経する中、集まった約50人の市民らが焼香。遺族の舘野義雄さん(3人の犠牲者の弟)は歩行に困難があるため参加できませんでした。共産党の、たかく良美、ほりぐち香奈の両市議、守谷浩一座間市議、佐野あきひろ大和市議予定候補も参加しました。


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