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2022年9月17日(土)

コメ農家深刻

概算金増も生産費遠く

肥料・燃料の暴騰賄えず

2022年産の概算金(60キロあたり)
産地 銘柄 2022年産 前年比 20年産との差
北海道 ななつぼし 1万1500円 +500円 -1700円
きらら397 1万1000円 +500円 -2000円
岩手県 ひとめぼれ 1万1000円 +1000円 -1300円
宮城県 ひとめぼれ 1万800円 +1300円 -1800円
福島県 天のつぶ 9300円 +800円 -2200円
埼玉県 彩のかがやき 9000円 +1000円 -1900円

 全国のコメの生産地では、JA(農協)が農家に支払う2022年産米の概算金(仮払金)が、昨年比で500~2000円の引き上げとなる銘柄もありますが、ほとんどが生産費(全国平均60キロ1万5千円)を大きく下回る水準のままとなっています。農家からは「生産が続けられる米価を」と切実な声が相次いでいます。

 主要な産地・銘柄の概算金(60キロ当たり)では、北海道「ななつぼし」が1万1500円で前年比500円、岩手県「ひとめぼれ」が1万1千円で前年比1000円それぞれ引き上げです。しかし、2020年産の価格と比較すると「ななつぼし」1万3200円、「ひとめぼれ」1万2300円でそれぞれ下回っています。

 さらに、生産費の「暴騰」が農家にのしかかっています。

 農林水産省の「農業生産資材価格指数」(2020年=100)は、今年7月は119・2で、前年同月比10・0%上昇。うち肥料(総合)は前年同月比で36・5%、農機の燃料や電気料など「光熱動力」は前年比11・9%上がっています。一方、同省「農産物価格指数」ではコメは前年比16・6%下落しています。

 農家からは「概算金の引き上げでは、経費が増えた分に足りない」「さらに離農が増える」などの声があがっています。

 農民運動全国連合会(農民連)は、資材高騰で生産者への直接補てんをはじめ、価格保障・所得補償など生産が続けられる対策を要求。肥料価格の高騰対策は日本共産党国会議員団も強く要求し実施されることになりました。党議員団は引き続き直接支援などを求めています。


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