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2022年9月16日(金)

燃料タンク・埠頭

岩国基地強化撤回 国に

「力にする会」が市に要請

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(写真)市に要請書を手渡す藤本事務局長(左端)=14日、山口県岩国市

 米軍岩国基地(山口県岩国市)で、現在の5倍の備蓄量のジェット燃料タンクと、タンカーが接岸する2カ所目の燃料埠頭(ふとう)の建設が計画されている問題について、市内の「住民投票を力にする会」(松田一志代表)は14日、市役所を訪れ、日米両政府に計画の撤回を求めるよう要請しました。

 建設計画は「しんぶん赤旗」が6日付で報じました。

 申し入れで松田代表、藤本博司事務局長、日本共産党の大西明子市議・県議予定候補らは、「岩国基地は、滑走路と関連施設の沖合移設後、空母艦載機の移駐と所属機以外の飛来、そして港湾施設の頻繁な運用など、東アジアで最も危険な基地に大変貌している」と指摘。計画について国に照会し、市民に報告することなどを求めました。

 穴水辰雄・基地政策担当部長は「県と連携して事実関係を政府に照会中。市民生活への影響がある場合は必要な対策を求める」と答えました。

 また、自衛隊が運用するオスプレイが岩国基地から陸揚げされている問題で「クラッチトラブルが解消されないまま飛行することは市民の安心・安全が確保されない」と批判したのに対し、穴水部長は「オスプレイの陸揚げには岩国が最適と政府が説明している」と述べました。

 松田代表は要請後、「岩国基地の変貌ぶりに歯止めが掛からない。基地機能の強化を許さない運動の構築が必要だ」と語りました。


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