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2022年9月16日(金)

子どもに「弔意」強制するな

「国葬」反対 教育関係者が国会前抗議

 安倍元首相の「国葬」に反対して15日、教育関係者が衆院第2議員会館前で緊急抗議を行いました。学校現場で半旗の掲揚など「子どもと学校に、弔意を押し付けるな」とアピールしました。


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(写真)「教え子に弔意を強制するな」と「国葬」に反対する教育関係者ら=15日、衆院第2議員会館前

 全日本教職員組合(全教)の宮下直樹委員長が主催者あいさつし、政府は自治体や教育委員会などに弔意の表明を要望しないとしているが、「国葬を実施することが弔意の強制そのものです。安倍元首相が行ってきた政治を、国家として評価するメッセージにもなる」と指摘。「国葬」中止と同時に、弔意の強制は許さないと声をあげていこうと述べました。

 東京都教職員組合書記長の尾賀弘美さんは、国政の私物化や教育基本法の改悪などの悪政を続けた安倍元首相を、「一人の教員として許すことはできません。子どもたちに弔意を押し付ける国葬は反対だと声をあげ続けます」と語りました。

 和光大学教授の山本由美さん(民主教育研究所副代表)は、憲法違反である「国葬」をなぜするのか、子どもたちに説明できないと述べ、「教育にかかわるものとして国葬に反対」と訴えました。

 日本共産党の吉良よし子参院議員は、多額の税金を使い、国民に弔意を押し付ける憲法違反の「国葬」は中止しかないと述べ、「ご一緒に声をあげていきましょう」と語りました。

 抗議は、全教や教組共闘連絡会など4団体が呼びかけました。


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