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2022年9月15日(木)

自衛隊ハラスメント改善を

人権弁護団北海道 防衛相に要請

 自衛官と家族の人権を守って活動する「自衛官の人権弁護団北海道」(佐藤博文代表・弁護士)は13日、全自衛隊員を対象にハラスメントに関する特別防衛監察を実施するとした浜田靖一防衛相に要請文を送りました。

 特別防衛監察は、在職中の性暴力被害を実名で告発した元陸自隊員、五ノ井里奈さんの勇気ある行動が防衛省を追い詰め、実施を指示させたものです。

 要請は、この間の深刻な事態を考えると遅きに失していると考えるが、実施する以上、抜本的な改善につながるよう求めています。

 浜田氏が2016年に比べてハラスメント相談が9倍に増えたと述べ、16年にパワハラ対策を抜本的に強化したにもかかわらず、その後も懲戒処分が増加し続けたと批判。防衛省・自衛隊の現状把握や原因分析に問題があり、文字通り全自衛隊員を対象にした調査を徹底することだと強く求めています。▽全隊員・事務官から被害や加害、目撃事実をすべて申告させる▽セクハラ調査は最新の基準に基づき、男性の被害も調査する▽精神疾患や自死、退職の実態とハラスメントの関係を明らかにする―などを盛り込んでいます。


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