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2022年9月15日(木)

憲法違反 国葬やめよ

市民・学者・弁護士が会見

外国特派員協会

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(写真)会見する総がかり行動実行委共同代表の高田さん(左)と国際基督教大学元教授の稲さん(右)=14日、東京都千代田区

 安倍元首相の「国葬」に反対する市民や学者、弁護士が14日、日本外国特派員協会で会見しました。法的根拠もなく憲法違反であることなど「国葬」の問題点を指摘し、「いまからでも『国葬』は中止するべきです」とアピールしました。

 国際基督教大学元教授の稲正樹(いな・まさき)さん、高田健さん(総がかり行動実行委員会共同代表)、弁護士の郷路征記(ごうろ・まさき)さん(霊感商法対策弁護士連絡会)の3氏らが発言しました。

 「国葬」中止を求めるオンライン署名の呼びかけ人にもなっている稲さんは「そもそも国葬の法的根拠がありません。これを閣議決定で強行するということは、独裁国家と一緒です」と語りました。

 統一協会問題に携わってきた郷路さんは「生前の安倍元首相は、統一協会の宗教的、政治的な目的を現実世界で達成するための中心的な人物となっていた」と指摘。信者は「国葬」によって国民の弔意を受けた安倍元首相が自分たちを励ましていると認識すると述べ、「統一協会の違法的な行為を『国葬』が助長することになりかねない」と語りました。

 高田さんは、憲法違反の国葬を強行することで、岸田政権は憲法や民主主義を踏みにじってきた安倍氏の政治姿勢を「国家として容認、賛美しようとしています」と指摘。19日には東京・代々木公園で、27日には国会正門前で「国葬」に反対する大規模な抗議を行うと語りました。


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