2022年9月13日(火)
共産党 沖縄14市町村議選で全員当選
新基地反対 議席に
名護市議選 吉居氏が再選
![]() (写真)家族や支援者とともに再選を決めて喜ぶ吉居俊平氏(最前列左から2人目)ら=12日、沖縄県名護市 |
辺野古新基地建設の是非が大争点となった沖縄県名護市議選(定数26)では、日本共産党の吉居俊平氏(29)が2期目の再選を果たし、宝の議席を守り抜きました。
「良かった!」。12日未明に吉居氏の再選が決まると、事務所に集まった支援者から安堵(あんど)の声が上がりました。
7人はみ出しの激戦を勝利した吉居氏は「厳しい選挙戦の中でいろんな方の支持で共産党の議席を守り抜けてうれしい」と語りました。自民系・公明の候補者が辺野古新基地建設の是非を全く語らずに争点隠しをする中で、吉居氏は辺野古新基地反対を正面から訴えました。「事故を引き起こす米軍基地を将来に残してはいけない、戦争のための米軍基地は許さない―。そういった市民の平和への願いが(再選に)つながった」と強調しました。
生後8カ月の娘を抱え、吉居氏は「子育てで苦しむ親をなくす優しい名護市をつくるために次の4年間頑張ります」と決意を語りました。
朝にスタンディングをして支持を訴えてきた市民(70)は、「かけがえない宝の議席を守れてうれしい。新基地建設反対を訴えると、市民からも良い反応があった」と話しました。
命の水守る 第一歩
宜野湾市議選 宮城氏勝利
![]() (写真)当選確実となり、喜びのカチャーシーを踊る宮城優氏=11日、沖縄県宜野湾市 |
普天間基地のある宜野湾市議選(定数26)では日本共産党の新人候補、宮城優(まさる)氏の当選確実の報に、「水どぅ宝」と書かれた、おそろいのTシャツを着た支持者らから歓喜の声があがりました。
長年、地元で自然農業に従事してきた宮城氏。同基地周辺から相次いで検出される有害物質であるPFAS(ピーファス)の血中濃度・土壌調査を行政に求める市民団体「宜野湾ちゅら水会」で活動する中で、「政治を変えなければ」と立候補を決意しました。選挙中、普天間第二小学校で高濃度のPFASが検出された中、「命の水・土を守るため、市による独自の調査を」と訴え、支持を広げました。
宮城氏は「市政で血中濃度・土壌調査を実施し、データを集め、PFASにより生命を脅かされているこの状況を全県・全国に知ってもらいたい」と強調。「未来ある子どもたちのために力を尽くす」
駆けつけた「宜野湾ちゅら水会」のメンバーは「空はヘリ、地面はPFAS。こんな危険な場所はどこにもない。被害者である私たちの声を市政に反映させる、優はその第一歩だ」と涙を浮かべながら語りました。
「抗議していけば必ず変わる」「これからがスタート」。今後への期待の言葉が、次つぎと飛び交いました。
前回上回る得票数
東村議選 伊佐氏が3選
![]() (写真)3期目の勝利を勝ち取り支援者と喜びあう伊佐氏(中央)=11日、沖縄県東村 |
11日投開票の沖縄県東村議選(定数8、立候補10人)で、米軍北部訓練場の無条件撤去、欠陥機オスプレイが使用するヘリパッド(着陸帯)の撤去などを訴えてたたかった伊佐真次(まさつぐ)氏(60)が3期目の当選を勝ち取りました。前回の99票(8位)を上回る125票の得票数(5位)での当選。
当選発表後、伊佐氏は「(村議になった)一番最初から北部訓練場の閉鎖・撤去を訴えてきた。今回3回目の当選ができ、基地があって当たり前のような状態から『それはおかしい』と村民に浸透してきたと感じている。今後も強く訴え続けたい」と強調。玉城デニー知事と同日に当選できたことについて、「知事と同じ立場だと、辺野古新基地建設は絶対にゆずれないとアピールしてたたかった。給食費の無償化など政策で重なる部分も多いので、引き続き知事と一緒にがんばりたい」と笑顔で話しました。
デニー知事の当確後も心配そうな表情で開票を見守っていた支援者は、午後11時半に当選がわかると「やったー!」と喜びを爆発させていました。
北部訓練場の全面返還を求めてたたかってきた男性(63)は「前回を上回る得票数での勝利は村民の基地への関心が高まっていることの証しだと思う。今後も基地問題などで村民の声を議会に届けてほしい」と期待を話しました。












