2022年9月10日(土)
知事参列・半旗やめよ
京都 共産党府議団申し入れ
![]() (写真)申し入れ書を手渡す党府議団=9日、京都府庁 |
日本共産党京都府議団(原田完団長、12人)は9日、西脇隆俊知事に対し、安倍晋三元首相の国葬への参加中止と、府施設での半旗掲揚方針の撤回を求めて申し入れました。
知事は8日の定例記者会見で、国葬に際しては、府庁や府内4カ所の広域振興局などに半旗を掲げ、自身は「知事という立場で公務として参列する」との考えを表明しました。2020年の中曽根康弘元首相の合同葬の際にも同様に半旗を掲揚したとして「先例にならう」と述べ、参加のための交通費は府の公費負担とするとしています。
申し入れでは、これまで元総理大臣の葬儀の際に、府は政府からの協力依頼文書に基づき府施設への半旗掲揚を行ってきましたが、今回、政府は文書を発出しておらず、「今回は知事独自の判断」であり、「先例にならう」などと言うのは「言い逃れ」だと厳しく批判。交通費への公費支出についても、住民、弁護士らが「違法」として差し止めを求めていると指摘し、知事の国葬への参加、府施設への半旗掲揚は「強く撤回を求める」としています。
応対した府の担当者は「国の公的行事への参加なので交通費は公費でとしている」「教育委員会や学校への半旗掲揚などの指示は出さない」などと答えました。









