2022年9月10日(土)
基地は経済を阻害
政府・米軍に堂々と
沖縄知事選 デニー氏訴え
![]() (写真)訴えるデニー知事(中央)とカイザ県議候補(右)、翁長雄治那覇市長選予定候補=9日、那覇市 |
沖縄県知事選の投票日まで2日となった9日、玉城デニー知事は県内各地で終日、支持を訴えました。同日早朝は那覇市内の新都心で、通勤を急ぐ車、通行人に支持を呼びかけました。行き交う車からはクラクションの応援が飛び交いました。
大型商業施設や博物館、日銀那覇支店や官公庁などが立ち並び、さまざまな事業が展開されにぎわう新都心。以前は、牧港ハウジングエリアと呼ばれ、米軍関係者の住居区域でした。デニー氏は、1972年に中学校1年生であった当時、区域内で草刈りのアルバイトをした経験に触れ、「ひしめき合うように立つ沖縄の人の住居とは違い、フェンスの中は広々とした空間が広がっていた」と語りました。この区域での日本人の雇用は返還前が160人、現在は1万8千人に拡大したと強調し、米軍基地の跡地利用が県民の利点になるのは明らかだと指摘。「地域の経済発展を阻害する基地が沖縄に集中している異常な状態の解消を、私は政府にも米軍にも堂々と求めていく」と述べ、支持を呼びかけました。
同日投票の県議補選をたたかう上原カイザ候補も訴えました。









