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2022年9月9日(金)

「国葬」弔意強制するな

貧困対策に税金を

国会内で集会

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(写真)国葬の中止を訴える神田香織さん(左手前)と参加者=8日、首相官邸前

 安倍晋三元首相の「国葬」に反対する市民が8日、国会内で集会を開きました。有志の実行委員会主催で、「国葬」当日の27日まで5回開くうちの3回目に約300人が集まりました。マイクを握った参加者は共通して国葬に使う税金を経済的に困っている人に使うよう主張しました。

 講談師の神田香織さんは講談の語り口で「教育基本法を改定、防衛庁を防衛省に格上げ、武器輸出禁止三原則を撤廃」などと安倍政権が実行した政策を列挙。「集団的自衛権の閣議決定、何でも閣議で決めればいいと思っているんですね。この安倍さんの国葬、私たちの税金でやっていいのでしょうか」と語りかけました。

 コメディアンの松元ヒロさんは、国葬ではなく7人に1人と言われる貧困の子どもたちに税金を使うべきだと指摘。「15%の人が声を上げたら国が変わる。声を上げましょうよ。それで国葬を止めることができますよ」と訴え、参加者は拍手で「そうだ」と応じました。

 ルポライターの鎌田慧さん、美術家の中垣克久さん、日本共産党の伊藤岳参院議員や野党議員も登壇。集会後、首相官邸前で中止を訴えました。


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