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2022年9月8日(木)

県立高100周年に計画 市民が抗議

空自編隊飛行 止めた

宮崎・学校辞退

 宮崎県西都(さいと)市にある県立妻高等学校の100周年記念関連行事として航空自衛隊新田原基地(新富町)の自衛隊機の編隊飛行(航過飛行)が計画され、直前に学校側が辞退していたことが7日までにわかりました。西都市は新田原基地の周辺自治体。市内には基地爆音訴訟の原告住民もいます。

 飛行計画は、新田原基地のF15戦闘機4機を同高校の文化祭が開かれる9月1日に飛行させるというもので、事前飛行の予定も含め8月26日に西都市が公表しました。これを受けて30日、新日本婦人の会県本部と県平和委員会、さいと・こゆ平和委員会が合同で市と学校を訪問。計画決定の経緯や教育的な意義などをただし、飛行の中止を求めましたが、1日当日になり学校から、市に辞退を申し出たと県平和委員会などに連絡が入りました。

 市に確認すると市役所上空の飛行にルート変更したと答えましたが、1、2日とも天候が悪く飛行が取りやめとなりました。

 申し入れ参加者らは「教育の面でも安全の面でも取りやめになりよかった。ただ今後も他校で起きかねないことで、これからも注視していく」などと話しました。


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