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2022年9月7日(水)

デニー知事と共に勝利を

沖縄9町村議選 共産党12人立候補

 沖縄県知事選と同時にたたかわれる統一地方選の町村議選が6日、告示(11日投票)されました。日本共産党は9町村議選に12人が立候補し、「オール沖縄」の玉城デニー知事の勝利と一体で全員当選を目指します。八重瀬(やえせ)町、読谷(よみたん)村、渡名喜(となき)村でそれぞれ2議席確保に挑戦します。米軍ヘリパッドを抱える東(ひがし)村、米軍伊江島補助飛行場がある伊江(いえ)村で少数激戦を勝ち抜き議席死守を、北谷(ちゃたん)町、西原町、南風原(はえばる)町、大宜味(おおぎみ)村で党議席の絶対確保を目指します。渡名喜村で上原シゲハル(67)=元=、上原タケミ(70)=新=両候補が、伊江村でナカ実候補(70)=現=が第一声をあげました。

米軍訓練阻止 先頭に

東村 イサ真次候補

赤嶺議員が激励

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(写真)出発式で訴えるイサ真次候補(左)と赤嶺政賢衆院議員(右)=6日、沖縄県東村

 東村議選(定数8、立候補10人)で3期目に挑む日本共産党のイサ真次候補(60)=現=は6日の出発式で、米軍北部訓練場の無条件返還、欠陥機オスプレイが使用するヘリパッド(着陸帯)の撤去を訴え、「平和で住みよい村を目指す」と力強く決意を述べました。

 イサ候補は、議会で着陸帯の使用禁止・撤去決議をあげたことや、米軍車両が住民の生活道路を通行する危険な状況について、村民の声を議会に届けて米軍車両通行禁止の看板設置が決まったことを紹介し、「ヘリパッドができてもあきらめずに、訴え続ければ変わっていく」と強調。老人福祉施設の使用料への補助やガソリンスタンドの増設、農産物の買い取り価格のアップなどの公約も訴えました。

 激励に駆け付けた日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、イサ候補が「オール沖縄」村政を支える大黒柱だと述べ、「住民を毎日のように危険にさらす横暴な米軍訓練を、イサさんを先頭にやめさせよう」と呼びかけました。

平和・暮らし守る決意

八重瀬町 神谷セ一・神谷ノブオ候補

宮本岳志議員応援

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(写真)訴える神谷セ一候補=6日、沖縄県八重瀬町

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(写真)出発式で訴える神谷ノブオ候補=6日、沖縄県八重瀬町

 沖縄県八重瀬町議選(定数16、立候補17人)で必勝をめざす、日本共産党の神谷セ一氏(68)=現=と神谷ノブオ氏(62)=現=は6日、同町内でそれぞれ出発式を行いました。日本共産党の宮本岳志衆院議員が応援に駆け付けました。

 セ一候補は出発式で、猛暑でも子どもたちが集中して学習できるよう小中学校教室のクーラー設置を求め、他の自治体に先駆け設置を進めるなど実績を紹介。「玉城デニー知事と力を合わせ、基地のない平和な沖縄の実現に頑張ります」と力を込めました。日本共産党の瀬長美佐雄県議も駆け付けました。

 ノブオ候補は出発式で、国保税値上げを20年度以降阻止してきたことなど実績を紹介。国保税引き下げをめざし、インボイス制度導入や名護市辺野古の米軍新基地建設を絶対に許さない決意を述べ、「全身全霊でデニー知事を支え応援し、必ず勝利を勝ち取る」と力を込めました。日本共産党の玉城武光県議も駆け付けました。

誰もが住み良い村に

読谷村 城間まゆみ・イサ真武候補

山添議員訴え

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(写真)聴衆とグータッチする城間まゆみ候補=6日、沖縄県読谷村

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(写真)必勝に向けて、こぶしを上げるイサ真武候補=6日、沖縄県読谷村

 沖縄県読谷村議選(定数19、立候補21人)で、2期目を目指す日本共産党の城間まゆみ氏(44)=現=と、5期目を目指すイサ真武氏(66)=現=が、出発式を行いました。

 保育士だった城間氏は、「県内1位かもしれない」ほど多くの生活相談を受ける中で「人権がないがしろにされ、生きづらさを抱える村民が多い」と涙ながらに語りました。保育士の待遇改善やいじめ問題、貧困対策などに取り組み、「どんな人も『住んで良かった』と思える村にしたい」と決意表明しました。

 政治を目指した初心は「戦争をさせない」ことだというイサ氏は、同村の米軍基地トリイステーションでヘリのつりさげ訓練が毎月行われ、「周辺には農家や漁業者、観光客が大勢いて許されない」と強調。横暴な訓練の根底には日米地位協定があるとして、「全国知事会で地位協定問題を訴えるデニー県政を支えよう」と語り、デニー氏の再選と村議選必勝を力強く訴えました。

 日本共産党の山添拓参院議員、比嘉みずき、島袋恵祐両県議も訴えました。

願い実現へ引き続き

大宜味村 大山みさこ候補

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(写真)宣伝カーに乗り込み、出発する大山みさこ候補=6日、沖縄県大宜味村

 大宜味村議選(定数10、立候補11人)に立候補した日本共産党の大山みさこ氏(69)=現=は6日、やんばるの豊かな森に囲まれた公民館で出発式に臨み、「大宜味からオール沖縄のデニー県政を支える力となるため何としても押し上げてほしい」と訴えました。

 大山氏は、「誰でも乗れるコミュニティーバスの実現、危険な道の改修など住民の身近な願い実現のため引き続き頑張り抜きたい」と決意を述べました。

 父が大宜味出身の前田千尋那覇市議は、「カーブミラーをつけるなど、細やかに対応してきたのがみさこさん」と強調。腰痛の中応援に駆け付けた金城祥一郎さんは、「戦争につながるいっさいのものに反対するのが今度の選挙だ」と訴えました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員も駆け付けました。

住民要求の先頭立つ

南風原町 トーマ嗣春候補

田村議員ら訴え

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(写真)訴えるトーマ氏(右)と(その隣から)田村氏、渡久地氏=6日、沖縄県南風原町

 勇退する大城毅、宮城寛諄両町議からバトンを受け取り、南風原(はえばる)町議選(定数16、立候補17人)に初挑戦する日本共産党のトーマ嗣春(つぐはる)町議候補(69)は6日の出発式に臨みました。

 多くの生活相談に取り組んできたトーマ氏は、「借金しなければ生活できない、年金だけでは生活できない」は自己責任の問題では解決できないと指摘。「最大の問題は政治の仕組みや制度にある。当選の暁には胸にバッジをつけて、議会と行政を動かし住民要求の先頭に立って頑張ります」と力を込めました。

 激励に駆け付けた日本共産党の田村貴昭衆院議員は「『米軍基地はいらない』の不動の世論を沖縄で固め、全国の統一した世論にしていこう」と訴えました。渡久地修県議も参加しました。

町民主人公の町政へ

西原町 伊計ひろこ候補

本村議員ら応援

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(写真)訴える伊計ひろこ候補=6日、沖縄県西原町

 77年前の沖縄戦で住民の2人に1人が亡くなった沖縄県西原町。町議選(定数19、立候補22人)で何としても県民の平和とくらしを守る議席、伊計ひろこ候補(61)の3期目を勝ち取ろうと、6日、同市内で告示後の出発式が行われました。

 伊計氏は「これまでは与党でしたが、今回初めて、野党として決意しないといけない。町民が主人公の町政にするため、しっかり予算をチェックする役割が私にはあります」と表明。「辺野古でも平和でも、何としてもデニー知事勝利を」と訴えました。日本共産党の本村伸子衆院議員、玉城ノブ子県議が応援に駆け付けました。本村氏は、伊計氏が就学援助の入学準備金の入学前支給を実現するなど、実績を訴えました。

よしい氏押し上げ 新基地反対示そう

名護市議選 山添議員が応援演説

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(写真)市議選勝利を訴える、よしい俊平候補(左)と山添拓参院議員=6日、沖縄県名護市

 名護市議選に立候補している日本共産党のよしい俊平候補が6日、名護市内の街頭で支持を訴えました。辺野古新基地建設が強行される名護市では、新基地建設に反対する玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力と新基地推進派が過半数獲得をめぐって、し烈なたたかいになっています。なかでも、よしい氏は激しい「よしい落とし」とのたたかいになっています。

 よしい候補は、冒頭で「この選挙の第一の争点は、辺野古新基地問題だ」と指摘。「流弾がとんでくるなど危険な事件事故が繰り返されている。市民の命を守るために、基地は絶対につくらせない」と力を込め訴えました。

 応援にかけつけた山添拓参院議員は、自民・公明党が権力総動員で選挙に臨んできていると指摘。自身が当落線上で、猛奮闘の末勝ち抜いたことに触れ、「デニー県政を支える名護の議席がどうしても必要です。よしい候補を2期目へ押し上げ、『辺野古に基地はいらない』の民意を改めて示していこう」と呼びかけました。


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