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2022年9月4日(日)

党市議への懲罰許すな

奈良・香芝 緊急集会に熱気

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(写真)立ち見が出た緊急集会=3日、香芝市

 奈良県の日本共産党香芝(かしば)市委員会は3日、同市で青木恒子党市議への出席停止処分の懲罰を許すなと緊急の集会を開き、市民ら111人が参加。立ち見が出るほど熱気に包まれました。

 党議員団長の中井政友市議が報告。青木議員が生活保護申請をする市民に付き添って市の窓口を訪れたことをめぐり、昨年12月以降、青木氏が懲罰の陳謝文朗読を拒否するとその後も3度、懲罰動議が繰り返され、ついには出席停止まで出されるなど異常な議会運営を告発。「懲罰委は秘密会とされ続け、市民に対し議会の議論が閉ざされ続けた」と批判しました。

 青木氏は、自身への懲罰は違法だと8月24日に奈良地裁に提訴し、1日に仮差し止めが認められたことを報告。「陳謝文は自分の心とは違う内容があり、『内心の自由』の侵害が認められ、本当にうれしい。議会は司法の決定に従うべきだ」と強調しました。「議員になって1年5カ月、市民の切実な要求にもとづく意見書などの提案が、審理を尽くさずに否決され悔しい思いをしてきた。懲罰がある意味見せしめのようになっており、自由に発言できない審理の不十分さを正していきたい」と決意を語りました。

 今井光子県議らが連帯あいさつ。他党派の県議、市議が連帯のメッセージを寄せました。弁護団の古川雅朗弁護士が5日の市議会本会議の傍聴をよびかけました。


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