2022年9月3日(土)
第53期将棋新人王戦
服部四段 初の決勝進出
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将棋の第53期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の準決勝第1局、服部慎一郎四段(23)と齊藤優希(ゆうき)三段(26)の対局が2日、大阪市の関西将棋会館でおこなわれ、服部四段が136手で勝って、決勝への初出場を決めました。
決勝三番勝負の相手は、阿部光瑠(こうる)七段と黒田堯之(たかゆき)五段の対戦の勝者です。
服部四段は横山友紀四段、前期準優勝の古賀悠聖(ゆうせい)四段、強豪の佐々木大地七段を連破し、準決勝に進出しました。
本局まで今年度の成績は22勝4敗(勝率8割4分6厘)で、全棋士ランキング・勝数1位、勝率2位、連勝1位(19連勝)と絶好調。四段と奨励会三段による棋戦、加古川青流戦で昨年初優勝を果たしています。
対する齊藤三段は、プロ棋士の卵、奨励会三段でありながら、今年度プロ公式戦6連勝。新人王戦は2020年の第51期で準優勝し、以来3年連続準決勝に進出。2度目の決勝進出を目指しましたが、一歩及びませんでした。
はっとり・しんいちろう 1999年8月2日生まれ。富山出身。中田章道七段門下。2021年、第11期加古川青流戦優勝。