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2022年9月2日(金)

政活費で統一協会行事参加

山形の自民県連幹事長

地元紙には「無関係」と

 山形県の自民党県連幹事長を務める森谷仙一郎県議(64)=天童市区選出=が県議会の政務活動費を使って、山形市で開かれた統一協会の行事で来賓あいさつしていたことが1日までに、政務活動費収支報告書の閲覧で分かりました。

 森谷氏は2021年7月25日、世界平和統一家庭連合山形家庭教会(山形市あかねケ丘)主催の行事「孝情フェスティバル」に参加、来賓あいさつしていました。式次第には冒頭で「天一国9年天歴6月17日(陽暦2021年7月25日)」と記載、「来賓あいさつ 森谷仙一郎県議会議員」と記されています。

 その際、県議会政務活動費として天童市から山形市内の会場までの往復交通費(1258円)を請求し、公費を受け取っています。

 森谷氏は、同収支報告書で、「山形家庭教会より案内をいただき孝情フェスティバルに参加し●●(黒塗り)局長の講演を拝聴しました。来賓あいさつをさせていただき、街づくり、交通安全は家庭から始まるなどの意見交換を行った」と記載しています。

 添付された案内チラシには、「石尾局長」が「家庭とは…、結婚とは…、真の家庭づくりとは…」と題して特別講演とあります。

 山形新聞(8月26日付)は県議39人に統一協会との関係に関し聞き取り調査を実施し、1人が関係を認め、もう1人は回答を拒否。森谷氏を含む「他の37人は関わりがないと回答」と報じました。

 森谷氏の回答は昨年7月の公費による統一協会主催行事への参加事実と矛盾することから、真相の究明と、自民党と統一協会との関係の全容を明らかにすることが求められています。


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