2022年9月2日(金)
豪雨のたび 離農危機
8月の東北・北陸被害
紙氏 根本的支援求める
参院農水委理事懇
![]() (写真)紙智子参院議員 |
日本共産党の紙智子議員は8月31日、東北・北陸を中心とする8月の豪雨・台風被害にかかわって開かれた参院農林水産委員会理事懇談会で、被害に対する十分な支援と被害実態の調査を求めました。
紙氏は、水田活用交付金を活用して水田からソバや大豆などに転作した畑が冠水し、種が流されるなどの被害が起きているとして、「収穫の見込みもないもとで、交付金は受け取れるのか」と質問。農水省担当者は「交付金の対象で、被害の証明などがあれば受け取れる」と答えました。
また紙氏は、イモなどの根菜類は土中で腐るなどの被害の恐れがあるが、調査されていないとして対応を要求。農水省担当者は調査したいと答えました。
政府が8月3日からの大雨による災害を激甚災害指定したことにかかわって、紙氏は、7月にも被害が発生しているとして、激甚災害をさかのぼって適用するよう要求。「近年、自然災害が毎年発生し、そのたびに離農の危険が起きている。農業を下支えする支援が根本的に必要だ」と主張しました。
紙氏ら各党理事は、農業被害の調査や閉会中審査の開催を求めました。









