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2022年9月1日(木)

国葬 首相は総額含め説明を

6党1会派国対委員長会談

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(写真)6党1会派による国対委員長会談。左から2人目は穀田恵二国対委員長=31日、国会内

 日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、社民党、有志の会の6党1会派は31日、国会内で国対委員長会談を開き、安倍晋三元首相の国葬について、岸田文雄首相の国会出席を求めることで一致しました。その後、立憲民主党の安住淳国対委員長が松野博一官房長官に電話で要求を伝えました。同日、岸田首相は記者会見し、「国会の閉会中審査に出席し、テレビ入りで質疑に答える機会をいただきたい」と表明しました。

 安住氏は「国民の疑問についてつまびらかにするのは首相の責任であるということで一致した。6党1会派の要求として、できるだけ早い段階で、国葬儀の総額を明示した上での審議を求めたい」と述べました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、岸田首相が国葬について「敬意と弔意を国全体として表す行事」だと説明しており、国民への弔意の強制につながると指摘し、党として反対の立場を表明。「国民や国会の意見を聞かず内閣の独断で国葬を行うことは許されない」として「首相が国会に出席し自ら見解を明らかにすべきだ」と述べました。また、新型コロナ対策や物価高騰、統一協会問題など議論すべき問題が山積しており、引き続き国会召集を求めていく考えを示しました。

 首相会見後、参院の共産、立民、維新、国民の4党の国対委員長会談も開かれ、国葬問題で岸田首相の国会での説明とともに、課題が多数あるとして予算委員会の開催を求めることで一致しました。日本共産党の井上哲士参院国対委員長は「首相自身が会見でていねいに説明したいと述べており、きちっとした時間をとって審議すべきだ」と主張しました。


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