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2022年8月31日(水)

「一瞬たりとも油断できない」

デニー知事 緊急メッセージ

沖縄知事選 序盤戦で謀略的「情勢調査」

 大激戦・大接戦の沖縄県知事選(9月11日投票)をめぐり、一部メディアが、「オール沖縄」の玉城デニー知事が自民・公明推薦の佐喜真淳氏に対して「先行」していると報道。加えて先週末、デニー氏が大幅リードしているという「情勢調査」が国会やメディア関係者にいっせいに流されました。しかし、これらはデニー陣営や県民に「大丈夫」論を広げる謀略的な動きです。


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(写真)訴える玉城デニー知事=30日、沖縄県沖縄市

 デニー知事は公式SNSで「一瞬たりとも油断できない」と緊急メッセージを発信。「相手陣営は圧倒的な物量をもとに沖縄を潰(つぶ)しにかかってきています」と訴えています。

 実際、佐喜真陣営は期日前投票の徹底、さらに同日投票の地方議員選との「二刀流」を基本戦略として、徹底的な締め付けを行っています。少なくない企業関係者から「連日、期日前投票の報告を要求されている」との声が相次いでいます。

 また、9月5日から議員選の期日前投票が始まるため、これに合わせて爆発的な動員を仕掛けてくる可能性もあります。市長選も行われる宜野湾市では、「トリプル選挙」だと気勢を上げています。(29日の佐喜真陣営決起集会)

 さらに自民党は、「(元維新の)下地幹郎氏の出馬で保守票が割れる」としていますが、下地氏は米軍に三つの基地を差し出す政策を掲げながら、「辺野古の軟弱地盤を埋め立てさせない」などと喧伝(けんでん)。むしろデニー支持層や無党派層から票を奪おうとしています。

 デニー知事は「最後の最後まで気持ちを抜かずに、力強い支援を広げてください」と呼びかけています。


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