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2022年8月29日(月)

法ねじ曲げる「国葬」

市民反対デモ

滋賀

写真

(写真)「国葬反対」を訴えるデモ参加者=28日、滋賀県長浜市

 滋賀県長浜市で28日、「安倍元首相の国葬反対」湖北市民集会(実行委員会主催)が開かれ、130人が参加しました。「国が特定の個人への弔意を強要することは民主主義と日本国憲法を毀損(きそん)する行為」だとする集会アピールを採択。「弔意を強制するな!」などのプラスターを掲げて市内をデモ行進しました。

 對月慈照(たいげつ・じしょう)実行委員長があいさつ。立命館大学教授の松宮孝明氏が「安倍元首相国葬と学術会議問題から今の政治を考える」と題して講演しました。

 松宮氏は、自身が当事者となっている日本学術会議の「任命拒否」事件と「国葬」事件には「共通する問題がある。それは法を軽視するということだ」と指摘。「民主主義の根幹をなす法治主義に反することを、岸田内閣が現在強行している。法がないように振る舞うという意味で『無法内閣』だ」と述べました。

 3人の市民が発言。日本共産党の石黒良治県委員長、社民党の小坂淑子県連代表、平尾道雄米原(まいばら)市長らがメッセージを寄せました。

兵庫

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(写真)「安倍国葬するな」と書かれた大きな横断幕も登場した市民デモ=27日、神戸市三宮

 「安倍元首相の国葬に反対する市民デモ」が27日、神戸市三宮で行われ、400人が参加しました。憲法改悪ストップ兵庫県共同センターと「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」の共催です。

 東遊園地で集会が開かれ、元兵庫県弁護士会副会長の松山秀樹弁護士が発言。「私たちは何に反対しているか。法をねじ曲げて法律上の根拠もなく財政民主主義に反して予算を投入することと、市民の内心の自由が脅かされることです」と強調。国葬が憲法の理念にいかに反するかを、国葬に強く反対し撤回を求める県弁護士会会長の声明(26日)を引用して説明し、「国葬反対の声が大きくなることは一人一人の市民に自分の良心に従って行動していいと伝えることであり、非常に大きな意味がある。国葬は憲法に違反するもので、国民に弔意を強制させないという一点で共同を」と訴えました。

 参加者は「安倍元首相の『国葬』中止を求めるアピール」を採択し、「アベ政治をたたえる国葬反対」「全国民に弔意を強制するな」とコールして繁華街をデモ行進。手を振る人の姿が多く見られました。


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