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2022年8月28日(日)

沖縄知事選 佐喜真陣営

期日前は「最重要戦略」

組織戦で圧倒図る

 沖縄県知事選(9月11日投票)で佐喜真淳(自民・公明推薦)陣営は、期日前投票への動員を強制しており、県政奪還への執念を見せています。

 「期日前は最重要の選挙戦略です。どうか今日から一票一票、佐喜真、佐喜真、佐喜真と書いていただきたい。すぐそこに投票所もあります」。26日、那覇市の県庁前で行われた街頭演説で、佐喜真陣営の弁士はすべて期日前投票を連呼しました。

 誰でも聞ける街頭演説なのに、会場には受付が用意されていました。記名したチケットを手にした参加者が列をなし、引き換えに青い封筒が手渡されます。期日前投票の人数などを記載する用紙が見えました。企業・団体の締め付けで動員し、名前もすべてチェックして、そのまま期日前投票所に足を運ばせるという露骨な手法です。

 また、本紙は企業団体が加盟企業に送付した期日前投票への協力文を入手。「期日前アンケート」と記された用紙を添付し、実際に期日前投票を行った人数を毎日、報告するよう求めています。

 こうした露骨な手法の背景には、自民党本部の「基本戦略」があります。同党の茂木敏充幹事長は、期日前投票を徹底し、連日、党本部に報告するよう要求。運動量で「オール沖縄」玉城デニー陣営を圧倒する狙いです。同党関係者は「期日前でガンガンやるよ」と意気揚々に語っていました。

 自民党は統一協会問題で批判にさらされ、中でも佐喜真氏は統一協会から繰り返し選挙で支援を受けるなど、ずぶずぶの関係にあります。こうした逆風をはね返すため、なりふり構わない組織戦・宣伝戦を展開しています。


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