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2022年8月26日(金)

きょうの潮流

 人の容姿は皮一枚。みんな個性がある。だから、あなたの姿かたちが周りと違っていても大丈夫。いじめられ泣いて帰ってくると、育ての母からいつもそう励まされたといいます▼父親は沖縄の米軍基地に駐留していた米海兵隊員、母親は日本人。玉城デニーさんは子どものとき、その出自から差別や偏見にさらされました。うまれる前に父は帰国、残された母は米兵相手の飲食店で働く女性たちの身の回りの世話を住み込みでしていました▼10歳の頃まで育ててもらった母の友だち。デニーさんは彼女にかけてもらった言葉や自身の境遇からいまにつながる自立や共生、多様性の大切さを学んだと著書『新時代 沖縄の挑戦』につづっています▼県民を地獄にまきこんだ地上戦、戦後の米軍統治による苦悩、そして本土に復帰した50年前と変わらず、平和が脅かされている現実。デニーさんが歩んできた60年余の人生は沖縄の戦後史と重なります▼基地のない平和な島、誇りある豊かさ、誰ひとり取り残さない優しい社会の実現。知事として4年間とりくんできたことには、体現に裏打ちされた確固たる信念があります▼2期目をかちとるたたかいが告示されました。相手は政府・与党の丸抱えで辺野古新基地建設をおしすすめ、沖縄の不条理や多様な世界にも背を向けている人物です。チムグクル(思いやり)に満ち、寛容で平穏な社会。子どもや若者、女性、すべての人の笑顔が輝く沖縄をつくりたい。決して揺るがぬ、デニーさんの訴えです。


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