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2022年8月25日(木)

犠牲 朝鮮労働者ら追悼

京都・舞鶴 浮島丸沈没77年

倉林議員が参加

写真

(写真)海にむけ献花する倉林氏ら参加者=24日、京都府舞鶴市

 終戦直後に朝鮮人労働者らが乗船した浮島丸が京都府の舞鶴湾で爆発・沈没し、549人が死亡した事件で、犠牲者を追悼する77周年の集会が24日、舞鶴市下佐波賀(しもさばか)の「殉難の碑公園」で行われ、130人が参加しました。

 浮島丸は1945年8月24日、3735人を乗せ青森・大湊から朝鮮半島の釜山に向かう途中、進路を変更して舞鶴湾佐波賀沖に寄港し、突然、爆発し沈没。帰国目前の朝鮮人労働者とその家族らが亡くなりました。「殉難の碑」は市民の募金、府・市の補助金で78年に建立。追悼集会が毎年、開かれています。

 集会では、「浮島丸殉難者を追悼する会」の品田茂会長、在日本朝鮮人総聯合会京都府本部常任委員会の姜世哲委員長、在日本大韓民国民団京都府舞鶴支部の金英王支団長が追悼の辞を述べました。

 品田会長は、「世界では戦争や紛争が起きているが、戦争は起こすこと自体誤り。多くの人々が犠牲となる戦争を永久に放棄することが求められている」と述べました。

 追悼歌が合唱され、参加者が海に向かって献花しました。

 加藤勝信厚生労働大臣がメッセージを寄せ、日本共産党の倉林明子参院議員が参加し紹介されました。


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