2022年8月23日(火)
肥料高騰 支援は限定
紙議員の質問主意書に答弁書
![]() (写真)紙智子議員 |
政府はこのほど、紙智子参院議員が5日に提出した「肥料、輸入粗飼料価格の高騰から生産者の経営を守り支援を求める質問主意書」に対し、答弁書を決定しました。
政府の「肥料価格高騰対策事業」は、化学肥料の2割低減の取り組みを行う農業者に対して前年と比較して上昇分の7割を補填(ほてん)するものです。肥料価格の高騰はコロナ禍に始まり、2020年1月から尿素の輸入価格は3・21倍、りん酸は3・48倍、塩化カリウムは1・19倍上昇しているのに補填は前年比に限定しています。
質問主意書は、生産者の所得を維持・向上させる効果があるのかと質問。答弁書は「(価格高騰の)影響を緩和する」と述べるだけでした。
政府の支援策には、酪農・肉牛に欠かせない輸入粗飼料(乾牧草)の支援はありません。中央酪農会議の「日本の酪農経営実態調査」(6月15日)は、「日本の酪農家の9割が経営難、経営悪化の要因は円安が89・8%とトップになっている」になっているとして支援を要求しています。
しかし、答弁書は粗飼料の消費の「100%を生産努力目標」にしているので支援しないと回答。水田活用交付金の削減は、水田を活用した牧草生産の推進を掲げた「食料農業農村基本計画」に背くものだとの指摘に対し、「収穫作業のみを行う年は生産コストが低い」と突き放し、牧草を求める酪農・畜産農家や牧草生産への支援を求める生産者の要望からかけ離れた回答をしました。









