2022年8月23日(火)
農業被害 共産党が調査
レタスなど水浸し
北海道に紙氏
![]() (写真)泥をかぶって変色したレタスの被害について生産者(中央)から話を聞く、紙参院議員(右)と吉野市議=20日、北海道伊達市 |
日本共産党の紙智子参院議員は20日、8月8~9日、15~16日と相次いで大雨に襲われた北海道伊達市の農業被害の調査をしました。吉野英雄市議が同行しました。
レタスとキャベツ、ブロッコリーなど約1・2ヘクタールが浸水した男性。「レタスは水に弱い。漬かったら全てダメ」と頭を抱えます。「経験がない」という短期間の2度の大雨で水が引かず、「(秋の収穫に向けた)次の作付け準備ができない。このままだと数百万円の減収になる」と嘆きます。
キャベツとカボチャをそれぞれ約0・5ヘクタール作付けしている男性は「キャベツは全滅、カボチャも遅く植えた6割ほどは収穫できないのではないか」と言います。
セロリを健康食品メーカーに全量納めている男性の畑は、周囲の住宅街などからの水が流入。露地物は「全滅」です。「昨年も8月に大雨があった。小さな種から苦労して育てて、2年続けて収穫できない。来年はセロリをやめようかと考えている」
紙氏は「葉物野菜の多くは麦や大豆、ジャガイモ、タマネギなどと違い共済制度そのものがありません。共済にかわる収入保険は、掛け金が高いなど制度上の問題もあります。気象災害が頻発するなか、農業を続けられるように国の支援につなげたい」と応じました。









