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2022年8月23日(火)

「最強の抑止力は9条」

古賀元自民幹事長が講演

福岡・大牟田

 古賀誠・元自民党幹事長は20日、福岡県大牟田市で太平洋戦争時の空襲の記録集をつくる活動を続ける「大牟田市の空襲を記録する会」の活動50周年を記念する集会で講演し、憲法9条の意義を語りました。

 古賀氏は、父がフィリピンで戦死したことにふれ、自身の政治の原点は二度と戦争未亡人、戦争遺児を出さないとの思いだと説明。「平和を次世代に残そう。(戦争を防ぐ)一番強い抑止力は憲法9条だ」と訴えました。会場から憲法改悪の動きについて問われ、憲法審査会での議論は否定しないとしつつ「ただ9条(改憲)はだめだ。9条への自衛隊明記は私も心配している」と答えました。

 参加した女性(53)は「講演にあった、理屈では割り切れないような戦争を知る感覚は私たちには無く、戦争経験などを聞いて想像することが大事だと感じた」と話しました。

 中嶋光秋代表は「戦争を絶対風化させず語り継いでいくため、現役世代の会員を増やしたい」と述べました。

 集会には約270人が参加しました。


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