しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年8月23日(火)

那覇市長選に翁長雄治氏

オール沖縄選考委要請

写真

(写真)出馬要請を受け、記者団の質問に答える翁長氏(左から3人目)=22日、那覇市

 沖縄県知事選にも大きな影響を与える那覇市長選(10月23日投票)に向け、玉城デニー県政と城間幹子市政を支える「オール沖縄」勢力の候補者選考委員会は22日、市内で会見し、故・翁長雄志前知事の次男で県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)をオール沖縄の候補として擁立することを全会一致で決定したと発表しました。同日、市政与党の日本共産党市議団、ニライ会派、立憲民主・社大会派の代表ら選考委メンバーは出馬要請を行い、翁長氏は「前向きに考えたい」と答えました。

 選定過程を報告した宮里千里選考委員長は、(1)翁長前知事の遺志を引き継ぎ、名護市辺野古の米軍新基地建設反対をつらぬくこと(2)デニー県政を支え、知事選と市長選をセットでたたかうこと―を基本的条件として決めたと強調。名前が挙がった4人に基本的条件の順守を確認した上で、翁長氏に絞り込んだと述べました。

 一方、那覇市の知念覚副市長も選考対象に挙がっていましたが、デニー県政を支え知事選とセットで市長選をたたかう点で条件に合致せず、新基地建設反対を明言しなかったため、外れました。知念氏は自民党の候補者選考委で擁立が取りざたされています。

 要請後、記者団の質疑に応じた翁長氏は、オール沖縄の第一の旗印について辺野古新基地建設反対だと述べるとともに、幅広い党派で共同しながら県民の思いをまとめ、子育てや経済の政策をつくり上げてきたと説明。欠陥機オスプレイが那覇市上空に飛来することなどに触れ、「新基地建設が那覇市政に関係ないと言われれば全く違うと思う。(過去2回の知事選と2019年県民投票で示された新基地ノーの民意は)今後も継続していくと考える」と述べました。


pageup