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2022年8月22日(月)

新基地ノー 普天間即閉鎖へ

宜野湾市長選 対決構図鮮明に

公開討論会 ナカニシ氏「市政転換」

 沖縄県宜野湾市長選(9月4日告示、11日投票)で、米軍普天間基地(同市)の即時閉鎖・撤去を掲げ「オール沖縄」の立場から立候補を予定するナカニシ春雅氏と、現職の松川正則氏=自民・公明推薦=による公開討論会が21日、同市で開かれました。主催は宜野湾青年会議所。

 ナカニシ氏は、市街地上空の米軍ヘリの訓練が激しさを増し、米軍由来の有機フッ素化合物PFASで水道水などが汚染されている状況を日本政府は黙認していると指摘。国言いなりで米軍にものが言えない現市政を「行政の怠慢」と批判し、「市民の声を聞き、反映する。市民が主役の市政に変えていきたい」と力を込めました。

 日米両政府が普天間基地の危険性除去を口実に、名護市辺野古の米軍新基地建設を強行していることについて、松川氏は「容認せざるを得ない」と表明。4年前の市長選では、新基地建設の是非に言及を避け続けた松川氏ですが、普天間基地の危険性除去の手法をめぐり、新基地建設ノーを訴えるナカニシ氏との対決構図が鮮明になりました。

 ナカニシ氏は、「移設」条件付きの返還では辺野古に新基地が完成するまで普天間基地の危険性が放置されるだけだとして、「世界一危険というなら一日も早く閉鎖・返還して運用を止めるべきだ」と強調しました。


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