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2022年8月21日(日)

「戦世ならん」沖縄から

知事選 名護・沖縄・うるま市 デニー氏駆ける

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(写真)市民とグータッチを交わすデニー知事=20日、沖縄県名護市

 大激戦・大接戦の沖縄県知事選の告示(25日)前、最後の週末となった20日、再選を目指す「オール沖縄」の玉城デニー知事は沖縄本島北部の名護市、沖縄市、うるま市を駆けめぐりました。

 デニー知事はロシアのウクライナ侵略や、米下院議長の台湾訪問に端を発した中国軍のミサイル演習など平和が揺らいでいる国際情勢にふれ、「県民が77年前の沖縄戦の経験を語り継ぎ、平和の大切さ、『戦世(いくさゆ)ならん』という思いをつないできたことを大切にして、恒久平和実現のため沖縄から力強く発信していきたい」と訴えました。その上で、南西諸島への自衛隊ミサイル基地建設は「地域に分断を持ち込み、地域に理解を得られない状況の下では反対せざるをえない」と表明しました。

 名護市辺野古の米軍新基地建設について、軟弱地盤の改良で難解な工事を強いられ、工期も費用もどれだけかかるか分からないと指摘。「地域に対する環境破壊であり、平和に対する大きな脅威」だと述べました。

 一方、自公推薦の候補は辺野古新基地推進の立場ですが、宜野湾市長だった当時、「辺野古新基地建設断念」を明記した建白書に署名したのに、討論会でそのことを指摘しても明確な答えはないと批判。「辺野古に新基地はいらない。それが多くの県民が共有する平和への道です」と力を込めました。

 また、多くの県民に支えられ、4年前に掲げた公約291項目中287項目を達成したことを挙げ、「子どもや女性、若い人たちのため、2期目に向けて公約を実現していく」と訴えました。


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