2022年8月20日(土)
きょうの潮流
「人間は悪魔の子孫であり、人間の祖先が天使と淫行を犯すことによって、すべての人間がサタンの血統より生まれるようになった…」。統一協会の教典「原理講論」の一節です▼そこには、このサタンの世界に地上天国をつくるため、「第三次大戦に勝利し、共産主義を壊滅させ、すべての主権を神の前に取り戻して理想世界を実現しなければならない」と。この徹底した反共思想こそ統一協会=勝共連合の正体です▼彼らのいう反共とは、民主主義と平和、くらしを守る運動を敵視し、抑圧することが目的でした。それは、スパイ防止法や核武装、改憲を叫んできたことにも表れています▼互いの利害のために右翼や自民党と手を握ってきました。選挙支援に送り込まれ、謀略活動にも手を染めてきた信者たち。お年寄りや若者をだまし、家族を壊してまで奪った金は、こうした政治活動の資金になりました▼政治との深いかかわりは今も続いています。本紙の調べでは岸田改造内閣の閣僚や副大臣ら4割が統一協会との関係を認めています。先の参院選の公示直前に東京選挙区の自民新人候補が当時の萩生田光一経産相に連れられ、統一協会の施設を訪れていたことも問題になっています▼いくら知らなかったなどととぼけても統一協会が自民党の中に浸透していることは明らかです。閣議決定で「調査する必要はない」としたのも癒着の深刻さの裏返しでしょう。決して手を結んではいけない闇の勢力と、いつまで結託していくつもりなのか。









