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2022年8月20日(土)

憲法がいきる社会へ

教育のつどい開幕 平和への覚悟新たに

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(写真)オンラインで始まった「教育のつどい」開会全体集会=18日夜

 憲法と子どもの権利条約がいきて輝く教育と社会を確立しようと、「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2022」が18日夜、オンラインでの開会全体集会で開幕しました。約1400人が視聴しました。

 全日本教職員組合(全教)などによる実行委員会が主催。21日まで高知市内(オンライン併用)で開かれます。対面での開催は3年ぶりです。

 実行委員会の中村雅子代表委員は開会あいさつで、コロナ禍で子どもたちは今もマスク生活をしいられていると指摘。「教育は人と人とのふれ合いによって命を育てるもの。子どもの最善の利益のための教育のあり方を考えていこう」と訴えました。

 現地実行委員長で、教育研究者の鈴木大裕さんは、「ウクライナ危機に便乗して日本の政治家たちが改憲や核共有などを言って人々の不安をあおっている。教育にかかわる私たちが自らの頭で考え、本気になって話し合い平和への覚悟を新たにする必要がある」と話しました。

 「討論の呼びかけ」をした波岡知朗事務局長は、新自由主義的な教育政策が子どもたちの成長や発達に影響を与え、それがコロナ禍でいっそう深刻化したと指摘。「憲法や子どもの権利条約にのっとった子どもたちの権利と学びを保障しよう」と呼びかけました。

 法政大学名誉教授の田中優子さんが記念講演。誰もが個性を伸ばして自由に生き抜くことができる社会を実現させるためにも多様性を包摂していくことの重要性を強調しました。

 現地企画「ビキニの海のねがい」には、地元・高知の子どもたちも参加。第五福竜丸の被災事件などについての学習の取り組みの紹介や紙芝居の実演がありました。


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